Tegra 2でのAndroidビルド環境 その2 ―2011/02/03 03:12

Tegra 2評価ボードのソースコードの取得ですが、Android 2.2の場合は、取得したいディレクトリで、
「repo init -u git://nv-tegra.nvidia.com/android/manifest.git -b froyo-tegra」
を実行し、その後、
「repo sync」を実行します。
この後、ダウンロードが始まります。相当に時間がかかります。

アドレスが異なるだけで、HTC Dreamと同じ手順です。

本日は、ここまで。

Tegra 2でのAndroidビルド環境 その12011/02/02 07:27

標準的な機器として、HTC社 Dreamの開発環境について、確認をしてきました。
今回からは、いよいよ、P10AN01で使用しているnvidia社のTegra 2での開発環境についてです。

Tegra 2は、nvidia社で開発された、CPUで、ARM Cortex-8 X2 + Graphicアクセラレータ(Geforceを省電力向けに特化したもの)で構成されたものです。したがって、多くの部分で、HTC社のDreamで確認してきた環境の知識が生かせそうですが、CPUが異なるため、そのままでは使用できない、もしくは、CPUの性能を引き出せない部分があります。
このため、nvidia社では、評価ボード(Development Kit)の販売とその確認用のAndroidのソースコードを取得できるようにしているようです。

次回からは、このソースの取得を行いたいと思います。

P10AN01のDOC2011/01/29 23:15

開発環境の整備は、今日はお休みです。
今日は、P10AN01のDOCの話題です。

P10AN01のDOC購入してみました。
半日しよしてみた使用レポートです。

良い点
 ・ようやく、おき場所が見つかった。
  安定しておくことができるようになります。
 ・USBぽーとが3つに増えます。
  (まだ使用していませんが・・・)
 ・HDMIポートがついているので、大きな画面に映してみる際に
  安定して使用できそうです。
  (まだ使用していませんが・・・)

気になる点
 ・チャタリングが激しくなった気がします。

このDOCは、例えば、ベッド脇においておいて、フォトフレームとして利用したり、時計として利用したり、天気予報を確認したり、スケジュールを確認したり、お気に入りの動画を見たりする際に活躍しそうです。

もし、気がついたことがあれば、また、報告します。

Android開発環境と実機について その42011/01/27 01:27

更にビルド環境を確認していきます。

本日は、
 device/htc/dream/AndroidBoard.mk
 device/htc/dream/AndroidProduct.mk
 device/htc/generic_dream.mk
 device/htc/full_dream.mk
について、確認していきます。
 「AndroidBoard.mk」ファイルでは、「AndroidBoardCommon.mk」や
 「vendor/htc/dream/AndroidBoardVendor.mk」をIncludeしています。
また、
 「device/htc/dream/AndroidProduct.mk」では、「generic_dream.mk」や「full_dream.mk」を継承しているようです。
「device/htc/generic_dream.mk」では、「device_dream_us.mk」や「product/generic.mk」を継承しているようです。

「device/htc/full_dream.mk」では、「product/languages_small.mk」や「device_dream_us.mk」や「product/full.mk」を継承しているようです。

つまり、連鎖的に継承が行われているようです。
ただし、上記のファイルについては、デバイスの名称やメーカ名を置き換えれば、それなりにうまく動作しそうな内容なようです。

本日は、ここまで。

Android開発環境と実機について その32011/01/25 21:59

今回は、ビルド手順のとおりにスクリプトを読んでいきます。

http://source.android.com/source/download.html」では、

 $ source build/envsetup.sh
 $ lunch
 $ make
と記載があります。
また、前回記載した「dream」が含まれているファイル一覧を確認していくと、
 device/htc/dream/vendorsetup.sh
の中に、
「add_lunch_combo full_dream-userdebug」の記述があります。
これは、
「lunch」を実行した際に表示されるメニューのひとつです。
また、このファイルの説明の中に、「envsetup.sh」で読み込まれるという記載があります。
つまり、「lunch」で表示されるメニューに追加するには、
「device/hoge1/hoge2/vendorsetup.sh」ファイルを作成し、
最後に、「add_lunch_combo hoge2」を追加すればうまくいきそうです。
そこで、実際にこれを試すと・・・
確かに、追加されることがわかります。

要するに、新しい実機環境を追加する際には、このような記述を追加していけばよさそうです。

本日は、ここまで。